一人暮らしを恐れすぎたやつ

一人暮らしは恐い…。「何故?」お化け、おるけぇ。「は?」ほら、真夜中、お手洗いとか…絶対!「馬鹿ねぇ、今幾つよ?」

一人暮らしだと、関係ねーの!絶対、奴らが…。無理ぃ!「ちょ、分った。なら、どーすれば安心出来て?」

寝よう?「は?」単身じゃ不可能!「馬鹿!今、電話越しだからOKだけど、貴女の家まで幾ら電車賃、時間要すると?」全部負担するから。

「馬鹿、新幹線よ?勘弁!」駄目?「駄目」うぅ。悪魔。「悪魔言われよーと、無理」一人暮らし、本当やめるべき?「へ?」

幽霊、嫌!孤独、嫌!虫、天敵!病気、不安!お金減る!災いばかり!「ちょ、なんかどーでもえー事ばかりに聞こえるけど」一人暮らし、やめろ。

「ったく困り者な妹を持つと、苦労する」じゃあ…。「明日よ?流石に新幹線、乗れぬわ」イエーッ!待つ!がたっ。「へ?」

チケットPCで予約。「いやそれ、貴女の仕事じゃ…」大丈夫、任せて。「はぁ…心配よ。まったく。愚妹だわね。けど、目は離せません」